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ドローンで儲けられる?その幻想と現実
最近、「ドローンを買って副業で稼ぎたい」「空撮で月10万円以上を目指したい」という声をよく聞きます。
確かに、ドローンは空撮・測量・農業・点検・災害対応など、幅広い分野で活用されており、将来性のある分野です。
…ですが、「ドローンで儲かる」は簡単な話ではありません。
理想だけで始めると、現実の厳しさに打ちのめされる人も多いのが実情です。
本記事では、ドローン副業の理想と現実のギャップについて、経験に基づいて赤裸々に語っていきます。
よくある「理想」のシナリオとは
ネット上では「ドローンで月収50万円!」「資格を取れば高単価案件がバンバン!」といった情報があふれています。
この理想に共通する特徴は次のとおり:
- 機体を買えば仕事が来る
- 副業で週末だけ飛ばして稼げる
- 誰でもすぐに空撮のプロになれる
実際に始めた多くの人が、このイメージに惹かれて「勢い」でドローンを買ってしまいます。
現実:なぜ「儲ける」のは難しいのか
まず、ドローンで収益化するには多くの「壁」があります。
その理由をいくつか挙げてみましょう:
- 実績がないと仕事の依頼がこない(ポートフォリオ必須)
- 撮影スキル・編集スキルが不足している
- 競合が多く価格競争に巻き込まれやすい
- 許可申請・飛行ルールが煩雑で時間がかかる
- 保険加入や機材のメンテナンス費用が想像以上に高い
これらは「始めてから分かるリアルな苦労」です。
成功者の共通点とは
とはいえ、ドローンでしっかり利益を出している人もいます。その人たちに共通するのは:
- ニッチな市場を狙っている(測量、農業、インフラ点検など)
- 地元の人脈・企業との信頼構築を重視している
- 継続的にスキルアップを行っている
「空撮だけ」ではなく、撮影後の編集や納品まで含めた一連の流れを自分で完結できると強みになります。
では、副業として成立するのか?
副業ドローンは「成立するが簡単ではない」が結論です。
副業として取り組むなら、以下のことを意識しましょう:
- ターゲットを明確に(誰に、何を、いくらで)
- 空撮以外の付加価値(編集、納品、SNS投稿代行など)を用意
- 収益よりもまず「信用」を積み重ねる意識
“カメラを飛ばす”だけでは、お金にはなりません。「誰かの悩みを解決する手段」としてドローンを使う視点が必要です。
はじめに覚悟すべき現実
以下のような「落とし穴」が、スタート直後の大きな障害になります。
- 高額機材購入=稼げる、という誤解
- スクールを出れば案件が舞い込む、という幻想
- 趣味感覚で副業が成り立つ、という安易な期待
現場では、納期・安全・品質の三拍子が必須。そのプレッシャーに耐えられない人は、すぐに撤退してしまいます。
それでもドローンで稼ぎたい人へ
もしあなたが「本気でドローンを仕事にしたい」と思っているなら、大切なのは以下のような準備です。
- 飛行技術だけでなく、撮影・編集・マーケティングまで一貫して学ぶ
- 地元企業や自治体と関係構築をする
- 定期案件(工事進捗報告、農地モニタリングなど)に強くなる
- 「売れる成果物とは何か?」を常に逆算して考える
一時的に「稼げた」だけでは意味がありません。継続的に収入を得るには、「信頼」と「技術」の両輪が不可欠なのです。
最後に:夢を現実に変えるには
夢を見るのは自由ですが、現実と向き合うこともまた自由です。
ドローンを仕事にすることは、決して不可能ではありません。
ただし、甘い話に飛びつく前に、自分の強み・覚悟・学ぶ意志を持ってスタートすることが何より大切です。
このブログでは今後も、実体験をベースにしたリアルな情報を発信していきます。
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